女性の仕事と睡眠

近年女性の社会進出が進み、結婚し、育児をしながらでも働く女性が増えてきました。
しかし、その一方、今まで女性がしてきた家事や育児などが男性にも分担されたかと言うと、手伝う程度で主導権は女性が握っている場合がほとんど。
つまり、女性は通常の仕事のほかに、家へ帰ると育児や家事もしなくてはいけないのです。
そのことによって女性は心身に男性以上に負担がかかり、睡眠不足に陥っているという現象がおきています。
女性の仕事は気を使う細やかな仕事が多いのも睡眠を短くする原因です。代表的な仕事といえば看護師ではないでしょうか。日夜患者さんのことを考え、休みの日でもオンコールがあると出勤しなければなりません。また、対人の職業ですから、気も使うし、いろいろと大変だと思います。
そんななか、最近では看護師さんの職場環境を働きやすいように改善しようという動きが高まっています。求人募集では託児所併設・産休・育休など、働くママさんを考えた待遇が充実しています。他にも、羨ましい!と思うような待遇をしてくれる病院が多くあります。(参考サイト:仕事と生活どっちも大事にしたい!兵庫でワークライフバランス重視の求人を探しませんか?
育児や家事に仕事が増えただけでも負担が大きいのですが、特に女性の仕事は人と接したり、細やかな面を求められる仕事が多いので精神的にも負担が大きいと言えます。
そのため、精神的にも疲労が溜まり、睡眠の質が悪くなったり、時間が短くなってしまうのです。
さらに女性は人生の中でホルモンのバランスが大きく変化する時期があります。
思春期と出産、更年期です。
思春期や出産期は仕事と重ならないのでまだホルモンのバランスが変化しても対応できますが、更年期はホルモンのバランスが変化するのと同時にさまざまな症状も起きてきます。
働く40代女性の睡眠時間が一番短いという現象はこういった原因が積み重なっておきたといっても過言ではないでしょう。
こういったことは睡眠時間だけの問題ではありません。
実際、家事や育児と仕事の両立は無理だと、仕事を優先し、結婚しない女性や子供を作りたがらない女性が増えています。
晩婚化や少子化といった社会現象も出てきています。
そういった深刻な社会現象を防ぐためにも女性の仕事を支える男性の存在は必要です。
家事や育児、女性の体調の変化などに協力的な男性が増えてくれれば、女性ももっと働きやすく、睡眠も十分取れる環境が整うはずです。